今でこそ最愛のパートナーに出会い、愛し愛されていますが、実は旦那に出会う前は男性が怖くて苦手でした。
母子家庭(三姉妹)で不自由なく育ったことによって、男性の必要性を感じませんでした。
大好きな母がボーイッシュを勧めるのでそれに乗っかり、女の子らしくある必要もなく、自分の見た目や振る舞いが男子化していました。
男がいなくてもやっていける女になるために必死に生きて、それなりに成功していました。
なんというか、この世の男は良い意味で自分のライバルだと思っていました。
遊びも仕事も、スポーツもお酒も。
なので、『ライバル』であるうちは『仲間、友達』であり、その時はいいのですが、『異性』になった途端に怖くなってしまいます。
それは、自分が女としての自信が無いから。
他のことには自信があるのに、女として見られたら自分の価値が一気になくなると、恋愛経験ゼロの私は思っていました。
負けず嫌いな私は、自分が不向きである恋愛には興味が無いふりをしていました。
周りが好きな人の話をしても、彼氏の話をしても、適当な相づちを打って流していました。
心の中では好きな人ができたり、彼氏が欲しいと思っていたのに。。。
でも絶対にそんなこと口にしませんでした。
そんな矛盾していた私が抱いた密かな夢。
30歳に近づくにつれ、傍から見た私は逞しくなる一方でしたが、それとは逆に本当は人に甘えたいという願望が大きくなっていきました。
そこで私が密かに夢見ていたのが、『この惨めな私の過去も現在もひっくるめて愛してくれる器の大きな人に出会って、自分は仕事も何もかもどうでもいいと思えるくらいその人に夢中になって、そしてその人が今の私の状況から強引にでも引き出してくれる。』というものでした。
でも、男の人に優しくされたり助けの手を差し伸べられると、『私は大丈夫!!』と突っぱねてきました。
だって、弱さを見せて『女』として見られてしまったら、自分の価値の低さを目の当たりにし、それ以上相手にされなくなる自信があったから・・・
そんな私の理想のタイプ
傍から見たら男に興味になさそうな私でしたが、実は面食いで条件多すぎの理想が高過ぎるというやつでもありました。
面食いとは言っても、ジャニーズ系のキラキラ男子ではなくちょっと影のある渋め系。芸能人でいうと、堤真一、椎名桔平、西島秀俊。
彼らは俳優なので、役以外のキャラは知らないが、『やまとなでしこ』の堤真一は最高にタイプですね!
控えめで、不器用で、誠実で、実は賢くて、魚屋さんで。子どもの頃から、○○屋さんとか大工さんとか職名が仕事に直結していたり、職人さんに憧れていたんです。自分の生活に身近なものについての経験が豊富で専門性を極めている感じでカッコイイと。
別に年上がいいという訳ではありませんが、渋さと経験の豊富さ、賢さとか言い出すと、結果ステキだと思う人が年上になってしまうことが多いのです。
あと実は昔はやんちゃしてたとかにも弱いですね(笑)現在やんちゃでは困りますが、昔やんちゃの道を通ったからこそ人間としての器が広い人。でも、やんちゃ武勇伝を自ら話す人は無理です。
見た目とのギャップもいいですよねー
ふざけた様に見えて、実は真面目で正義感が強くてとか。タフそうに見えて、実は繊細な心の持ち主とか。
個性的な人も好きですね。
私はアートには弱いので、アーティーな感じではなく、言動が面白い人。もちろん常識の範囲内ですが。
自分にはリーダー性がないので、リーダーシップのある人にも憧れますね。リーダーなんだけど偉そうでなく、人の意見をしっかり聞くタイプの人。
あともちろん優しい人がいいですね。
あれだけ上で『優しくされると突っぱねてきた』と言いましたが、本当は男性に優しくされたいとずっと思ってきました。
でも男性に女として見られる恐怖があり、そっぽを向き続けてきました。そして、それらの男性はすぐいなくなる。
本当は私の突っぱねをさらに突っぱねてでも優しくしてくれる人を待っていました。
要は、私に勝てる人。
頑固な私を説得できる人。
30年以上突っぱね続けてきたので、簡単には素直になれないんですよ。
そんな私をひっくるめて愛してくれるような人になんて、そうそういません。しかも、そのうえ理想が高いときた。
そんな人、この世にいないと思いません?
でもね、オーストラリアの端っこにそんな人いたんですよ!
私の完璧な理想のタイプで、私の全てを愛してくれる人が。
そんな彼にとっても、私は完璧な理想のタイプだそうで(笑)
毎日のように、『私たちは出会えて幸運だね! 』とお互いに言い合っています。
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