愛とダーリンと私

28歳年の差婚国際カップルがAUSでのんびり暮らすなかで感じた見つけた、不思議な自然な家族や愛の形について語ります。かなり不定期更新ですが、せきららな気持ちを綴りますので、よろしくお願いします。

現実の世界は2人だけのものではない

彼との結婚を決めてからの母への報告で、私の気持ちは天から地に落とされました。

kengyonouka.hatenadiary.jp

 

『あなたは舞い上がっているだけ。』

『彼から離れて一度一人で冷静に考えなさい。』

『結婚には賛成できない。』

母にそう言われてから、これらの言葉が頭の中でぐるぐると回って、よく眠れない日が続きました。

その電話以降、母とは連絡を取っていませんでした。

キャンプからファームへ戻る途中に、カナダで仕事中の彼の息子から連絡が入りました。

カナダからケアンズへ戻る途中に、急遽パースへ寄ることにしたから会いたいと。

それが2日後のことだったので、タイミング的に合うので彼は会えると返事をしました。

 

ここで私は彼の家族の存在に改めて気付きました。

これまで、ヘルパーとして彼の両親と弟には会ったことがありましたが、子ども達には会ったことがありませんでした。

子どもたちが私よりも年上であることは知っていたけれども、いきなり顔を合わせるとなるとどう振舞っていいのか分からない。

なにせ、私たちがカップルとして結ばれプロポーズをし合ったのはほんの数日前のこと・・・

母に電話で賛成できないと言われたときに現実に引き戻されたと思いましたが、あれは遠い日本からの言葉として、そのうち分かってくれるだろうという甘い考えがありました。

しかし、これから2日後に彼の家族に会うことを考えると、現実が目の前に立ちはだかり急に不安になりました。

この不安は彼との関係ではなく、彼の家族にどう思われるかということ。

いくら日本のように家族の結婚に口を出さないとは言え、この年の差、彼の子どもより年下であることに何かしらの思いはあるはず。

これまで散々ふたりで盛り上がってきたぶん、他の家族の存在がクリアに浮かび上がってきました。

この不安について彼と話すと、今回は弟には伝えるとのこと。

息子には様子を見て言うかも。

両親には今回は言わない。

ということになりました。

 

翌日、パースの弟宅へ着きました。

弟宅にはヘルパーとして何度か泊まったことがあったので、弟は何の違和感もなく迎えてくれましたが、私がシャワーを浴びている間に、彼から弟へ事情を説明していました。

シャワーから出ると、弟は『Welcome to our family.』と言ってくれました。

その言葉でとりあえずはほっとしたものの、やはり明日の息子夫婦との対面が怖くて仕方ありませんでした。

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翌朝、息子夫婦を迎えに行く前にどうしようもない不安に襲われ、泣いて行くことを拒んでしまいました。

今回、婚約者として紹介して欲しくないと言ったのは私ですが、紹介されないならわざわざ行く必要もないし、むしろファミリーランチに参加するだなんて不自然だと。

しかし、彼としては婚約者とは紹介しないとしても家族には会って欲しいし、彼は普段からヘルパーを連れてどこでも行くことをみんな知っているから不自然ではないと説得され、しぶしぶ参加することになりました。

 

実際、息子夫婦には名前だけ紹介され、私をヘルパーと思ったのか彼らも普通でした。

両親には以前にヘルパーとして会っているので、久しぶり!程度のリアクション。

私一人だけがバカみたいに緊張していたのです。

 

ランチもティータイムも終わり、ほっとしたのは束の間。

実は今晩サプライズで息子の誕生日会をやるから来て欲しいと、息子嫁に言われたのです!しかも、ゴーカート場を貸し切って、50人くらい来るとのこと。そこには、彼の苦手とする娘もその子ども達(彼の孫)も来るから、絶対に来て欲しいと。

 

突然の誘いに断る理由もなく、行くことをOKしてしまいました。

やっとの思いでファミリーランチを切り抜けたのにと、夕食後にものすごく重い足取りでゴーカート場へ行きました。(夕食パーティーにも誘われましたが、それだけは断りました。)

そこには、派手な老若男女が大盛り上がりで騒いでいました。

というのも、息子夫婦はアクロバティックパフォーマーなので、友達も結構派手な個性的な人が多く、私は全く目立たずに済みました。

彼の娘や孫とは少し話す程度で、とにかくゴーカートを楽しむことだけに専念。

 

とりあえず、第一関門を突破した私は安堵したものの、現実の世界は私たち2人だけではないことを改めて感じました。

 

そして、その翌日ファームへ到着。

道中、頭の中を整理して、母と話すことに決めました。

これまでの電話は、私たちの状況を説明しただけで、母を説得していませんでした。

 

母は彼の良さを分かっていない。

母は私がどれほど幸せか分かっていない。

感情的にならず、冷静のに話せば母なら分かってくれるはず。

 

そう信じて、母に電話をかけたのでした。

 

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